哲学の道は京都にお住まいであればご存じの方も多いでしょう。
でも他府県の方には知らないという人もいらっしゃるかもしれませんね。
知っていたとしても
- どこからどこまでなんだろう?
- 時間はどれくらいかかるのかな?
- 観光の見どころはあるのかな?
- どうやって行けばいいの?
など意外と知らない人もいるのではないでしょうか。
哲学の道はどこからどこまで
哲学の道というのはどこからどこまでなんでしょうか。
南端は熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)に通じる若王子橋(にゃくおうじばし)がスタート地点となります。
北端は銀閣寺前の銀閣寺橋までとされていましたが、現在ではそこから西に300m進んだところに哲学の道の看板が出ています。
この間すべて琵琶湖疏水分線に沿って続いています。
哲学の道沿いには名所旧跡への道標や案内図などが色々なところに設置されているのでわかりやすいです。
ここから少し下へ進んで行くと鹿ヶ谷通があり左折すれば永観堂、南禅寺へと続きます。
先程の石畳の道の反対側、この先に熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)があります。
哲学の道の所要時間は
哲学の道の距離は約2kmですから、普通に歩くだけなら片道30分ほどです。
ただ、この道を歩くと自然にゆっくりと歩いてしまいます。
もの思いにふけながら歩くのもたまには良いものです。
それに、名所旧跡も多くありその都度立ち寄ると1日では短すぎると感じることもありますよ。
南端からスタートし北へ向かうとしばらくは進行方向右側は静かな森です。
少し高台になっているので、左側は京都の街を少し見渡せます。
哲学の道南端周辺の観光の見どころは
哲学の道南端周辺の観光の見どころですがいっぱいありますよ。
たった2kmほどの間ですが、本当に見どころ満載といったところです。
熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
哲学の道南端スタートの場合は、スタート地点にある熊野若王子神社です。
学業成就・商売繁昌
御祭神は、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊佐那岐神(いざなぎ)、伊佐那美神(いざなみ)、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、夷川恵比須(えびすがわ えびす)です。
創建は1160年。
大豊神社(おおとよじんじゃ)
哲学の道南端より北へ400mほどのところ。
哲学の道沿いにある大豊神社は千年以上の歴史のある神社で、狛ねずみの社とも呼ばれています。
その他にも、狛犬をはじめ狛鳶、狛猿、狛狐、狛蛇などが鎮座しています。
四季折々の神花も綺麗で、特に椿と枝垂紅梅が有名な神社です。
禅林寺(永観堂)(ぜんりんじ えいかんどう)
哲学の道南端より300mほど南。
紅葉の永観堂と言われるほど、紅葉の人気スポットとして有名です。
禅林寺と言うよりも永観堂と言う方が普通になっています。
ただ、秋は本当に人が多い。特に土日はめちゃくちゃ混雑します。
南禅寺
哲学の道南端より700mほど南。
京都観光の中でも人気のスポットとして有名です。
石川五右衛門の絶景かな」で有名な三門をはじめ見どころが多くあります。
南禅寺へは三門を正面から撮影したい場合は赤丸のところから進といいでしょう。
水路閣
哲学の道南端より800mほど南。
南禅寺の境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋ですが、見どころスポットとして多くの人が訪れます。
写真撮影する方も多いですね。テレビや映画などでも度々登場しています。
水路閣は明治21年(1888年)に完成していますから、南禅寺境内にあるものの別物です。
とはいえ、今ではすっかり溶け込んでいます。
野村美術館
哲学の道南端より500mほど南にあります。
野村美術館は、野村證券、旧大和銀行などの創業者である野村徳七(号得庵)のコレクションをもとに開館されています。
重要文化財7件、重要美術品9件を含む約1900点が所蔵されています。
ただいつも展示されているというわけではありません。
春季(3月上旬~6月上旬) と 秋季(9月上旬~12月上旬) の年2回テーマに基づいて展示されています。
次の展示は、2022年秋季特別展は9月10日(土)開催予定です。
2022年秋季特別展「千利休生誕500年 利休茶の湯の継承」
引用:野村美術館
前期:2022年9月10日(土)~ 10月23日(日) / 後期:2022年10月25日(火)~ 12月 11日(日)
※9月19日、10月10日(月・祝)は開館いたします(翌日(火)は閉館)
※前期と後期で全面的に展示替を行います
(状況によっては変更になる場合もございます。最新の情報はホームページにてご確認ください)
野村美術館
泉屋博古館(せんおくはくこかん)
哲学の道南端より西に約200m右折北へ約200m西側(進行方向左側)。
住友家旧蔵の美術品、住友コレクションを中心に、中国古代青銅器、書画、工芸、近代絵画、茶道具など、約3,500件。
開館時間:10:00 〜 17:00(最終入館 16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替期間、年末年始、その他臨時に定める日
哲学の道南端へのアクセスは
自動車・二輪車
自動車でお越しの場合は付近にコインパーキングが多数あります。
ただし、観光シーズンなどは満車になっていることが多いです。
駐輪場などはございません。
北端からスタートの場合は銀閣寺付近に市営駐車場がございます。
こちらは、駐輪場もあります。
ただし、観光シーズンなどは長時間止めないでくださいということです。
駐車場を探す時間や、駐車待ちの時間を考えると、できるだけ公共交通機関をお使いになった方がいいかもしれませんね。
京都駅から
市バスの系統や通行ルートは変更になる場合がございます。
最新の情報は京都市交通局でご確認ください。
京都駅前 (京都市バス)のりばA1から
京都市バス 5系統に乗車
乗車時間:約50分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
南禅寺・永観堂道(なんぜんじ・えいかんどうみち)下車
徒歩約11分
阪急電車から
四条河原町 (京都市バス)のりばH(北行き)から
京都市バス 5系統に乗車
乗車時間:約20分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
南禅寺・永観堂道(なんぜんじ・えいかんどうみち)下車
徒歩約11分
四条河原町 (京都市バス)のりばH(北行き)から
京都市バス 32系統に乗車
乗車時間:約20分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
宮ノ前町 (みやのまえちょう)下車
徒歩約7分
四条河原町 (京都市バス)のりばE(東行き)から
京都市バス203系統 に乗車
乗車時間:約20分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
東天王町(ひがしてんのうちょう)下車
徒歩約12分
バス停からの距離では32系統宮ノ前町が一番近いです。
5系統南禅寺・永観堂道、203系統東天王町は、ほぼ同じくらいです。
京阪電車から
丸太町京阪前 (京都市バス)東行きから
京都市バス 93系統(錦林車庫行)に乗車
乗車時間:約7分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
東天王町(ひがしてんのうちょう)下車
徒歩約12分
丸太町京阪前 (京都市バス)東行きから
京都市バス 204系統(銀閣寺・高野行)に乗車
乗車時間:約7分 土日祝日観光シーズンなど渋滞している場合はもう少し時間がかかります。
東天王町(ひがしてんのうちょう)下車
徒歩約12分
バスで移動ならこのサイトが便利
「バス・鉄道の達人 歩くまち京都」というサイトが便利です。
出発地と目的地を記入するだけでバス停の場所や周辺の案内。
何系統のバスに乗れば良いのか、目的地までの乗車時間や時刻表なども調べられます。
地下鉄・バス1日券
京都市営地下鉄・市営バス全線、京都バス(一部路線を除く)、京阪バス(一部路線を除く)、JRバス(一部路線を除く)が1日乗り放題です。京都市内のほぼ全域をこの1枚の乗車券で回れます。地下鉄とバスを上手に組み合わせて移動することで、時間短縮ができ、効率よく移動できます。京都市内の約60箇所の施設で割引等の優待が受けられます。観光にもお出かけにも大変便利でお得な乗車券です。
令和6年6月1日から運行開始しました「観光特急バス」にもご乗車いただけます。清水寺・祇園・銀閣寺への観光にぜひご利用ください。
発売価格
大人1100円 小児550円
有効期間
1日券 ご利用日1日 (24時間券ではありません。)
発売場所や使用法など詳しくは
地下鉄・バス1日券
哲学の道南端スタートのまとめ
哲学の道を南端からスタートする場合は周辺が見どころいっぱいの名所旧跡があります。
永観堂や南禅寺などご覧になってから哲学の道を北へ向かって進むのも良いでしょう。
哲学の道沿いにも、熊野若王子神社や狛ねずみで有名な大豊神社などがあります。
南端スタートからしばらくは東側が静かな森になっています。
心が落ち着く散歩道です。
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