「哲学の道(てつがくのみち)」の歩き方!
日本の道百選にも選ばれている「哲学の道」を散策しましょう。
ここでは、哲学の道の北端をスタートとした場合の見所を紹介いたします。
哲学の道は約1.8kmの散歩道ですが、その間にいろいろな名所旧跡やお店が数多くあるのです。
哲学の道は知っているけれど、詳しくはないのでどのような感じで散策すればいいのかわからない。
京都観光の時間を無駄にしたくない方や、はじめておとずれた方などは心配ですよね。
例えば、
- 哲学の道ってどこから歩きはじめればいいの
- せっかく京都にきたのに散歩だけではおもしろくない。
- 界隈にある名所旧跡は
- 界隈にあるお店は
- アクセスは?駐車場はあるのかな
そのように思っている方へ、京都で60年間暮らしてきて、毎日ほど哲学の道界隈を行ったり来たりしている私が、あなたの不安を解消します。
べつに、哲学の道を端から端まで歩かなくても、自分の興味がある所だけをピックアップして散策できます。
このブログで紹介する哲学の道のポイントをチェックすれば、きっとあなたに合った哲学の道の散策ができるでしょう。
スタート北からの歩き方
哲学の道北端からスタートの歩き方ということで、まず哲学の道の北端の場所を知る必要がありますね。
北スタート地点
銀閣寺から西に500mほどの東西に走る今出川通と南北に走る白川通が交差する地点、浄土寺橋(じょうどじばし)が哲学の道の北端と認知されています。
この看板の前で記念撮影をされる方も多くいらっしゃいますね。
北端ではありますが、銀閣寺橋までは東に向かことになります。
そこからは先は南へ向かいます。
ちなみに、哲学の道の疎水は南から北へ向かって水が流れています。
大通りで市バスも各方面から多く来るのでここからスタートされる方が多いです。
下の画像の左側緑の木のところが北のスタート地点です。奥の山は大文字山です。
ここから約1.8kmの散歩道が続きます。
普通に歩くだけなら30分~40分くらいでしょうが、途中に様々な名所旧跡があり、お店も多くあるので寄り道が増えると1日どころか数日でも足りないことになります。
あっ、もちろん走ってもらってもいいですよ。(笑)
地域の皆さんは毎日散歩されていらっしゃる方や犬の散歩をされている方ジョギングされている方もいらっしゃいます。
また、スケッチをされる方やベンチや石に腰掛けてお話されている方などいろいろな方法で哲学の道を利用されています。
石の腰掛は哲学の道のところどころに置いてあります。
ちなみに、哲学の道の南端は、紅葉で有名な禅林寺(ぜんりんじ)浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院なんですが、まぁ通称の永観堂(えいかんどう)と言った方がわかりやすいかもしれません。
その永観堂付近にある熊野若王子神社前(くまのにゃくおうじじんじゃ)の冷泉通(れいせんとおり)の若王子橋が南端です。
さて、それでは北からスタートです!
ここから銀閣寺までは歩いて10分となっています。
でも普通に歩いてですから、写真撮影をしたりして散策していると、けっこう時間がかかります。
哲学の道を歩くのが銀閣寺までと予定されているのであればいいですが、もう少し先まで歩くという方は時々時計を確認したほうがいいかもしれません。
知らない間に時間が過ぎていますよ。
スタートしてすぐに道から降りる階段があります。
ここは疎水の両側が桜の木ですから、桜の時期はまるで桜のトンネルのようになっています。
緑の木がすべて桜です。(桜の写真でなくてすみません来年は撮影しますね)
哲学の道で水面の近くから桜を観られるのはここだけ!
水面にこれだけ近づけるのもここだけでしょう。
そして、ここは桜の時期になると桜の花筏(はないかだ)がきれいです。
流れがゆるやかな疎水なので小さな花筏はいろいろなところで見ることができますよ。
隣接している北側の細い道路も、タイミングが良ければ桜の花びらが道路一面に絨毯のように敷き詰められた景色がみられます。
ちなみに、桜の花筏(はないかだ)の一番の見所とされている場所はこの画像の上部柵の向こう側です。
桜の花筏(はないかだ)が見所の場所は
哲学の道の花筏が見所の場所といえば銀閣寺交番所の裏手です。
浄土寺橋からスタートして100mくらいのところですね。
この裏が疎水で両端に石畳の道が続いています。
銀閣寺交番の裏手です。
桜の時期になるとこの水面にすごい数の花筏(はないかだ)が、まるでピンクの絨毯のようになります。
来年は花筏も撮影しておきますね。すみません。
花筏の画像はありませんが数年前に撮影した桜の時期の風景です。
交番の前には周辺の案内図がありますから次に行きたい場所などをチェックしてもいいですね。
交番の道路を挟んだ向かい側には、完全予約制の有名店の「草喰なかひがし」さんのお店があります。
決まったメニューはなく、その日の収穫や仕入れた食材で板前さんが最も美味しく召し上がれる料理をコースでだされます。
昼のコース: 8,800円~
夜のコース:22,000円~ 入場料は一般1,300円 学生500円 高校生以下無料
※価格など2022年5月現在お店のHPのものです。変更されている場合がございますのでお店でご確認ください。
交番側の方の散歩道です。向こう側の道も歩きたい方は往復するのもいいでしょうね。
向こう側からは大文字山もよく見えます。
【白沙村荘】橋本関雪記念館
銀閣寺交番側の哲学の道から道路の向かい側に【白沙村荘】橋本関雪記念館(【はくさそんそう】はしもとかんせつきねんかん)があります。
橋本関雪は日本画家で大正、昭和に活躍されました。また、国内外の古美術収集や作庭の分野でも評価が高いことで知られています。
この白沙村荘は橋本関雪の邸宅ですが、建物や庭のすべてに関雪自身が直接かかわってできたので、作品ともいえるものです。
そして、橋本関雪は哲学の道とも縁が深いのです。
1921年(大正10年)まだ「哲学の道」という名前もついていない時代に橋本関雪・よね夫人が染井吉野300本寄贈されました。
それが、いまも関雪桜(かんせつざくら)として哲学の道とともに、京都市民だけでなく世界中の人々にも愛されています。
そんな【白沙村荘】橋本関雪記念館を観てみましょう。
入口に「橋本」の表札があります。もと邸宅という感じがしますね。
入場料は一般1,300円 学生500円 高校生以下無料
※価格などは2022年5月現在のものです。変更されている場合がございますので施設でご確認ください。
いまさら学生服を着ても高校生以下には見えませんので1,300円で入場いたしました。笑
ちょっと高い感じもしますが、高校生以下の方の足しにと思えばいいでしょうか。
注意として、美術館内では撮影は禁止でした。
三脚、一脚を使用した撮影、動画撮影はご遠慮頂いておりますと。となっていました。
また、ベビーカー、車いす、キャリーカートの持ち込みもできません。とのことです。
家の中にこんな橋がある友達いません私は。こちらは東門です。
あちらこちらに灯篭や石があります。
池の向こうの建物が「存古楼(ぞんころう)」です。
1919年建造の大作制作用の画室です。
「如舫亭(にょぼうてい)」1917年建造、1932年移築の茅葺の四阿(あずまや、しあ)です。
「憩寂庵(けいじゃくあん)」1932年に建造された小間と広間を備えた茶室です。
お酒の松竹梅のCMで、俳優の石原裕次郎さんと宇野重吉さんがこの鞍馬石に座ってお酒をのんでいました。
なつかしいなぁー。でも30年から40年ほど前だから知らない人も多いかな。
通常非公開の「持仏堂(じぶつどう)」です。
地蔵尊立像(鎌倉時代)が祀られています。1919年建造
とにかく石仏が多いですね。
大小いろいろな大きさ形の石仏がいたるところにありました。
美術館前から大文字山(だいもんじやま)を撮影。
まんなかの濃い緑の山です。少し薄くなっているところが大の字の一部です。
美術館内は撮影できないので残念でした。
2階建ての美術館は私以外では4人ほどしかいなかったのでじっくり観ることができました。
価値のわかる人にとってはいいでしょうね。私は美術に関してはちょっと・・・・
もう一度庭に戻って出ていくこともできるのですが、美術館から出口専用があるのでそこから出ました。
出てくるとそこは駐車場になっています。
同じ敷地内には和洋のレストランも営業しています。
レストランNOANOA
1970年創業の京都のイタリアン系レストラン。橋本関雪が1929年にコレクションハウスとして建造された、地中海様式の洋館を改装した店舗です。
オープンガーデン席もありますよ。
お食事どころ はしもと
和食の食事処
お抹茶など喫茶メニューもあるので気軽にご利用できます。
白沙村荘主家 座敷
先に紹介した庭園を眺めながら白沙村荘の主家にて、食事やお抹茶を楽しむことができます。
食事は予約が必要です。1室1名より26名までの会席ができます。
昼4,000円、6000円、8000円(税 入館料別)
夜15,000円(税サ別)から
※価格などは2022年5月現在のものです。変更されている場合がございますのでお店でご確認ください。
この【白沙村荘】橋本関雪記念館は入場料が1,300円ということもあるのか人が少なく庭も美術館もゆっくり観ることができました。
ここは素通りして銀閣寺に行かれる方もけっこういらっしゃいますから、人混みが苦手な方は哲学の道のすぐ横なのでちょっと立ち寄ってもいいかも知れませんよ。
銀閣寺(慈照寺)界隈
銀閣寺西橋、銀閣寺橋は哲学の道でも人が多い所です。
銀閣寺に行かれる方が多いからですね。
画像は銀閣寺西橋から北スタート地点方向を撮影したものです。
左側の竹の柵の向こう側が橋本関雪記念館です。
銀閣寺西橋から銀閣寺橋までは歩いて1分ほどしかありません。
銀閣寺西橋のすぐ先に公衆トイレがあります。
この先、お店や施設内以外では公衆トイレがないので利用さる方が多いです。
特に女性トイレは観光シーズンともなれば行列ができています。
公衆トイレの近くには市バス乗り場の案内図があるので、市バスを利用して次の目的地に向かう方はチェックしておけばいいでしょう。
銀閣寺橋にやってまいりました。
ここからまだまだ哲学の道は続いていきます。
銀閣寺橋の横には哲学の道の説明の案内板があり、石には哲学の道と刻まれています。
銀閣寺橋からこちらの方面へ向かって道はまだまだ続いています。
銀閣寺橋から約200mほど参道を進むと突き当りが銀閣寺(慈照寺(じじょうじ))です。
参道の両脇には、お土産や飲食店など、いろいろなお店があります。
この日は時間が早かったので開店前のお店が多かったです。
ボノワール京都
お店は開店前でしたが看板がでていたので撮影しました。
洋菓子屋さんです。
2020年12月まではチョコレートの有名店がありました。
人気があったのですがコロナのせいで閉店されたのかな。
突き当りの銀閣寺に到着、大きな境内図があります。
入場料を払うと銀閣寺境内図も掲載されているリーフレットをいただけます。
浄土院(じょうどいん)
銀閣寺は京都の中でも有名なお寺ですが、その真横に浄土院(じょうどいん)があります。
浄土院は大文字寺とも呼ばれています。
というのも浄土院の裏は五山の送り火で有名な大文字山です。大文字山を管理していることから通称で呼ばれています。
境内はそんなに広くありませんが、無料で入れます。
御朱印もいただけますから、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
とはいえ、銀閣寺だけに行かれる方が多いので意外とすいています。
八神社(はちじんじゃ)
銀閣寺の北隣が浄土院ですが、100mほど北へ行くと八神社(はちじんじゃ)があります。
平安時代には創建されていた歴史のある神社です。
浄土院や銀閣寺の鎮守社です。
大文字山参道
この八神社の前の道を山の方に2、3分歩いて行けば大文字山の登山口です。
大文字山は標高が466mなのでそんなに高くない山です。
ゆっくり上っても1時間ほどで大の字の中心まで行けます。
こちらから大文字山を登る道はそんなに険しくなく健康のために毎日行かれる方もいらっしゃいます。
大の字の真ん中からの眺めは京都市内が一望でき絶景ですよ。
軽装でも登れますが、そんなに険しくないといっても山だけに、それなりの服装と靴を履いていた方が良いですね。
油断せず十分準備してくださいね。
ここで、山からの眺めを載せたいところですが、体力が・・・・すみません。機会があれば載せます。
ちなみに、大文字といえば8月16日の送り火(おくりび)が有名な山です。
京都の人はけっして大文字焼とは言いませんよ。「送り火(おくりび)」です。
哲学の道へのアクセス・駐車場
自家用車、市バスをご利用になり哲学の道を散策される場合。
哲学の道のどこから散策されるかによって交通手段や最寄り駅、駐車場の場所などが変わってきます。
滞在日数や目的にしている場所がどこかによっても違いますよね。
ここでは、公共交通機関と自家用車で来られた場合のアクセスや駐車場をご案内します。
市バスの系統や通行ルートは変更になる場合がございます。
最新の情報は京都市交通局でご確認ください。
バスで移動ならこのサイトが便利
「バス・鉄道の達人 歩くまち京都」というサイトが便利です。
出発地と目的地を記入するだけでバス停の場所や周辺の案内。
何系統のバスに乗れば良いのか、目的地までの乗車時間や時刻表なども調べられます。
地下鉄・バス1日券
京都市営地下鉄・市営バス全線、京都バス(一部路線を除く)、京阪バス(一部路線を除く)、JRバス(一部路線を除く)が1日乗り放題です。京都市内のほぼ全域をこの1枚の乗車券で回れます。地下鉄とバスを上手に組み合わせて移動することで、時間短縮ができ、効率よく移動できます。京都市内の約60箇所の施設で割引等の優待が受けられます。観光にもお出かけにも大変便利でお得な乗車券です。
令和6年6月1日から運行開始しました「観光特急バス」にもご乗車いただけます。清水寺・祇園・銀閣寺への観光にぜひご利用ください。
発売価格
大人1100円 小児550円
有効期間
1日券 ご利用日1日 (24時間券ではありません。)
発売場所や使用法など詳しくは
地下鉄・バス1日券
京都駅から
京都駅からバスで行く場合
京都市営バス5号系統 南禅寺・永観堂道(なんぜんじ・えいかんどうみち)乗車時間約35分 南端スタート地点の場合
京都市営バス5号系統 銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約40分
京都市営バス17号系統 銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約40分
京阪バス57比叡山頂行 銀閣寺道(ぎんかくじみち)本数は少ないです。乗車時間約35分
京都バス51号比叡山頂行 本数が少ないですが銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約25~30分
土曜日・日曜日・休日限定ですが、観光特急バス EX100が新たに増便されました。
京都駅から清水寺(五条坂バス停)へ10分、祇園(祇園バス停)まで13分、銀閣寺(銀閣寺前バス停)まで24分
時間は早いですが料金は大人500円小人250円と通常の230円より高いです。
京阪バス・京都バスは、市バスに比べてバス停が少ないので乗車時間が短いです。
しかし、出発時間があえばいいですがバスの本数がとても少ないので、本数の多い市バスの方が早いでしょう。
5号系統が本数では一番多いですが、観光シーズンになると渋滞の多い地域を走るので時間がすごくかかることがあります。
乗車時間は通常通りに走行した場合ですので時刻表通りに来ないことがあります。
京都駅から市営地下鉄と市バスをご利用する場合
京都駅から地下鉄2番線北大路・国際会館方面に乗車し今出川駅で下車。乗車時間約9分 運賃260円
烏丸今出川から京都市営バス203号系統<銀閣寺・錦林車庫(きんりんしゃこ)行>銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約15分
運賃を考えるとバス1本で行けば市バス料金は2022年5月現在230円ですからバスだけの方がお得ですね。
京阪電車をご利用の場合
京阪電車で来られた場合は出町柳駅で下車します。
今出川通りまで徒歩で行き、東行き(鴨川の反対側)のバス停、京都市営バスの出町柳駅前から乗車します。
京都市営バス203号系統<銀閣寺・錦林車庫行(きんりんしゃこ)>銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約6分
京都市営バス17号系統<銀閣寺・錦林車庫行(きんりんしゃこ)>銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約6分
京都バス51号比叡山頂行 本数が少ないですが銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約4~5分
京阪バス57号比叡山頂行 本数が少ないです。銀閣寺道(ぎんかくじみち)乗車時間約4~5分
京阪丸太町駅で下車し、丸太町京阪前で市バス204号系統銀閣寺・高野行に乗り換えでも行けますが出町柳駅前からの方がバスの本数が多いです。
哲学の道南端からスタートするなら、三条京阪から京都市営東西線に乗り換えて蹴上(けあげ)駅で下車。
徒歩で1.4km歩かなければいけません。南禅寺・永観堂が目的ならいいですけどね。
阪急電車をご利用の場合
京都市営バス四条河原町から203号系統祇園熊野・銀閣寺行に乗車。
南端スタートなら東天王町(ひがしてんのうちょう)で下車。乗車時間約20分
北端スタートなら銀閣寺道(ぎんかくじみち)約25分
京都市営バス32号系統平安神宮・銀閣寺行に乗車
南端スタートなら宮ノ前町(みやのまえちょう)で下車。乗車時間約20分
北端スタートなら銀閣寺道(ぎんかくじみち)約25分
1つ前のバス停は銀閣寺に最も近いバス停銀閣寺前(ぎんかくじまえ)ですが、哲学の道北端からスタートするのであれば銀閣寺道で下車の方が良いでしょう。
歩くの面倒だという方は銀閣寺前で下車すれば道路の向かい側が哲学の道です。
京都市営バス17号系統銀閣寺行に乗車 銀閣寺道(ぎんかくじみち)約25分
バス停は下車の場合です。ここから次の目的地に行くときは方向等考えてお乗りください。
同じ系統のバスで戻る場合は、だいたい向かい側のバス停になっていることが多いです。
自家用車やバイク、自転車で来られた方、北端スタート地点付近の駐車場・駐輪場
京都市銀閣寺観光駐車場
有料供用時間:8時~17時
普通車40台
バス12台
自転車10台
自動二輪10台
料金: 自家用車等 1日1回 1,040円
自動二輪 1日1回 410円
自転車 1日1回 200円
※自転車共通(二条城、岡崎公園、清水坂、嵐山)1日券 200円
観光シーズン並びに土曜日、日曜日、祝日などについては、1日2時間までの駐車にご協力願います。
観光駐車場はバス・タクシー優先のため、繁忙期および混雑が予想される場合は入庫をお断りすることがありますので、予めご了承ください。
と、京都府観光ガイドのHPに案内があります。
観光シーズンなど車がほとんど駐車されていないときから満車の看板がでています。
予約の観光バスやハイヤーなどで確保されているのだと思います。
この駐車場付近にはコインパーキングも多くあります。
また、哲学の道と並走している鹿ケ谷通りには、ところどころに数台駐車できるコインパーキングもけっこうあります。
鹿ケ谷通りより少し離れていますが白川通りも並走しています。この通りにもコインパーキングがあります。
しかし、混雑期はすべて満車の時も多く、タイミングが良ければすぐに駐車できますが、時間がかかることを考えた方がいいでしょう。
ちなみに、コインパーキングは場所によってかなり高い料金もありますから空いているからといって止めてしまってから、がっかりすることがあります。
駐車する前には時間と料金を考えて駐車されることをおすすめします。
北のスタート地点近くには、意外と自動二輪や自転車の駐輪場が少ないです。あっても離れていたりします。
自家用車やバイク、自転車で来られた方、南端スタート地点付近の駐輪場
若王子神社の駐車場は5台ですが参拝者は無料で駐車できます。
ただ、哲学の道を歩くとなるとちょっと時間がかかりすぎで迷惑ですね。
観光客が少ない時期なら止められますがシーズンになると難しいかもしれません。
後はやはりこのへんもコインパーキングになります。
南禅寺の駐車場 南端スタート地点まで750mほど(徒歩10分くらい)
料金:2時間以内1,000円 2時間以上1時間毎500円追加、泊りはお問い合わせください。
観光シーズンは混雑していて駐車場に行くまでに時間がかかります。
駐輪場:無料です。
この門を入った左側が駐輪場です。
駐車場は門の手前左側にあります。
少し離れたところに市営駐車場もありますが、南端スタート地点からは1.5㎞ほどあります。
往復で3㎞で哲学の道をどこまで歩くかにもよりますが往復すると4㎞ほどで合計7㎞ほど歩くことになります。
足に自信のある方は下記の駐車場です。
岡崎公園駐車場は平安神宮のすぐそばで他にも見所が多くある場所です。
ただ、個人的には、哲学の道を目指すなら少し遠いように思います。
岡崎公園駐車場
営業時間:地下 7時30~23時グラウンド地下(高さ制限2.3m以下)
普通車506台
自転車20台
自動二輪20台
料金: 普通車 1時間まで510円、以降30分毎210円
上限料金(日曜日、祝日を除く、7時30分~23時)1,400円
23時~7時30分 700円
※車中泊はできません。
自動二輪 1日1回小型(125cc以下)300円、大型(125cc超)400円
自転車 1日1回 200円
※自転車共通(二条城、銀閣寺、清水坂、嵐山)1日券200円
哲学の道途中からの駐車場・駐輪場
駐車場は鹿ケ谷通りや白川通りなどの付近のコインパーキングになります。
数台規模のコインパーキングはけっこう多くあります。
公共の駐輪場は途中にはないです。
北か南付近で駐輪するのが確実かと思います。
哲学の道の「ここ」という場所を目標に行かれるのなら自家用車でこられてもいいかも知れませんが、ゆっくりと散策しながら行きたいと思うのなら公共交通機関を使う方がいいと思います。
哲学の道の歩きかた
観光にいらっしゃったなら、哲学の道の端から端まですべてを歩かなくても途中までとか、途中からとかでも、楽しめるところはたくさんあるのでお好みにされればいいです。
季節によっては、土日曜や祝日など観光客も増えて混雑することもあります。
桜の季節は特に多く、哲学の道と桜と疎水のロケーションがとてもよく、写真撮影される人たちで道を横切るのにも一苦労するほどの賑わいになります。
桜だけではなく、四季折々にいろいろな花が咲き変わり同じ道なのに違った雰囲気を味わえますよ。
私は、桜のあと、しばらくするとみずみずしい新緑に包まれる哲学の道が好きですね。
時間帯によっては人も少なくゆっくり時間が流れていきます。
新緑の哲学の道はおすすめですね。
冬も人がいなくていいんですがやっぱり寒いです。笑
寒さに強い人なら真冬の哲学の道も良いですよ。
雪なんか積もった日には早朝からあちらこちらでカメラをもった人たちが写真撮影しています。
哲学の道がきれいに雪化粧しているときって、寒い京都でも意外と少ないですからね。
四季折々で違う景観の哲学の道ですが、道沿いにお土産店や飲食店などお店が多く並んでいます。
そして、神社やお寺なども多くあります。
哲学の道沿いでなくても、そこからほんの少し脇道に入った所やにもいろいろなお店や名所がいっぱいあります。
北から歩いていくのか南から歩いていくのかによっても行程が変わってきます。
というのも北端から先も疎水に沿った道が続ています。
一乗寺という地域までは途中桜のきれいなポイントもあり地元の人しか知らない隠れた名所です。
南端から少し行くと永観堂、南禅寺、インクライン、平安神宮など知名度の高い観光地が数多くあります。
ま、その分人も多いのですけどね。
ですから、哲学の道を歩くときは1日ではなく複数日を予定に入れるか、また次回京都を訪れたときに続きを歩くとかすると毎回新しい発見ができること間違いなしですよ。
今後も四季折々にいろいろな景色が楽しめる哲学の道界隈の名所旧跡はもちろん隠れた見どころやお店などを各地域ごとにご紹介しますね。
けっこう狭い範囲の中に見どころが多い箇所もありますからね。
楽しみにしてくださいね。
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