天授庵【南禅寺塔頭寺院】見どころは?拝観料や拝観時間|所要時間も!

天授庵書院南庭

京都の観光寺院といえば数多くありますが必ずと言っていいほど名前が出てくるひとつに南禅寺(なんぜんじ)があります。

臨済宗南禅寺派の大本山ということで塔頭や別院は全国に数多くあります。

ただ、その全ての寺院が南禅寺のように拝観できるわけではないのです。

でも南禅寺の付近にある塔頭や別院には拝観できる寺院もあります。

ここでは、数少ない拝観のできる南禅寺塔頭の天授庵(てんじゅあん)をご紹介いたしましょう。

目次

見どころ

歴史のあるお寺はどこも見どころが満載です。

南禅寺の塔頭寺院で、南禅寺三門のすぐ横、道を渡った南側に天授庵があります。

枯山水庭園と池泉回遊式庭園のふたつの庭園があり違ったタイプの庭園を楽しめます。

秋には庭園のライトアップが催されますが、2021年はコロナのため中止でした。
今年の秋は復活してほしいですね。

天授庵について

正門

天授庵は南禅寺の開山第一世 大明国師 無関普門禅師(だいみょうこくし むかんふもんぜんじ)を祀っています。
南禅寺の開山塔であり、山内でもっとも由緒のある寺院です。

暦応2年(1339年)3月に虎関師錬(こかんしれん)が南禅寺第十五世になった際、開山塔がないことを遺憾に思い朝廷に開山塔建立の勅許を請い光厳上皇(こうごんじょうこう)の勅許を得て天授庵が開創されました。

その後、南禅寺大火、応仁の乱と二度の火災により、すっかり荒廃したまま130年が経ちました。

慶長年間になり当時の南禅寺住持玄圃霊三(げんぽうれいさん)和尚が、戦国武将で歌人でもある細川 幽斎(ほそかわ ゆうさい)に天授庵の復興を懇請し、慶長7年(1602年)に現存の本堂、正門、旧書院など諸堂を復興させました。

書院

それでは、天授庵を拝観しましょう。

門をくぐると左側に受付があります。
ここで拝観料を支払い進んでいきましょう。

正面は書院ですが、入り口の少しだけの範囲しか入れません。

拝観順路としては、受付を少し過ぎたところを左に入ります。
と、こういう感じになっています。

本堂(方丈)

本堂(方丈)です。

通路を挟んで左(北側)が庭園になっています。

紅葉の時とは違い青もみじ、緑色が目立ちます。

手水鉢かな。良い感じで緑と調和されています。

良い感じで苔むすです。

菱形の敷石が庭園と本堂にうまく調和しています。

本堂(方丈)前庭(東庭)

白砂は実際画像よりももっと白いです。
どうも私の撮影技術がいまいちなのか白砂がいつも暗くなっています。

本堂(方丈)の東側にある東庭は、白砂と苔の美しい枯山水庭園となっています。

秋には紅葉がきれいですが、今回は夏の青もみじですね。

本堂(方丈)の北東より撮影しています。

本堂東側の庭園です。

本堂正面です。障子が閉まっていて中は見えません。

こちら側からなら簾越しに少し中が見られました。

本堂(方丈)南東から撮影。

本堂(方丈)を南側から撮影。

書院南庭

これから、書院の南側にある南庭に進みます。
南北朝時代の古庭の味わいをもつ池泉回遊式庭園です。

順路に従って南へ進みます。

ここは菱形ではなく、丸っぽい大きな飛石です。

池に鳥小屋があります。

しっかり鳥もいました。置物かなと思ったのですが動いていました。

帰りに受付で池の鳥はなんという鳥ですがと尋ねたところ、アルバイトの学生さんだったようで「わかりません」とのこと(苦笑)

書院です。

秋には、青が紅になるのでしょう。

一面に睡蓮の葉が敷き詰めています。ところどころ白いのが花です。

こういう飛石を渡るのもおもしろいですね。

どこに行っても人がいません。

ほとんど私一人の貸切状態です。

回っている間でも10人はいませんでしたね。

秋の紅葉やライトアップの時と違い空いているのでのんびりと見て回れました。

本当に静かでゆっくりと時間が過ぎます。

一面に睡蓮、睡蓮です。花もところどころに見られます。

なかなか良い感じの苔むす手水鉢です。

先ほどの鳥小屋と鳥です。

書院の南庭を回った後は同じ道を入り口まで戻ってくることになります。

スタート地点に戻ってきたので書院の入り口に向かって中を撮影しました。
奥が先ほど見てきた南庭です。

書院の中からも庭園を見てみたいものですね。

残念ですが、立ち入り禁止で上がれません。

拝観料・拝観時間|所要時間

拝観料

一般 500円
高校生 400円
小・中学生 300円
修学旅行生は、人数に関わらず半額

料金は私の拝観時のものなので、変更になっている場合がございます。

拝観時間

拝観時間:9:00~17:00 冬期(11月15日~)は~16:30
休業日:11月11日午後~12日午前中(行事)、その他臨時行事の時

拝観所要時間

拝観所要時間ですが、さっと見て回るだけなら15分から30分程度でしょうか。

もちろん個人差はあります。

どちらかと言うと私はゆっくりと回りますから1時間弱ほどでした。

御朱印

御朱印はございません。

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発売価格
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有効期間
1日券 ご利用日1日 (24時間券ではありません。)

発売場所や使用法など詳しくは
地下鉄・バス1日券

まとめ

南禅寺塔頭の天授庵は南禅寺三門の南側へすぐのところにございます。

紅葉がとてもきれいですが新緑や夏の青もみじも見応えがあります。

本堂東庭の枯山水庭園と書院南庭の池泉回遊式庭園のふたつのタイプの庭園があり楽しめます。

秋の紅葉もいいですが、混雑します。
夏なら30分ほどでもゆっくりと回れます。

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